• スマートロック NEQTOを用いた使用例のご紹介

本記事のポイント

本記事ではソレノイドを代表とする電気エネルギーを機械的運動に変換する機能部品を、IoT-CoreエンジンNEQTO(以下 NEQTO)で遠隔制御する使用例をご紹介します。



1. はじめに

IoTデバイスを用いた開発を行うご担当者様の中には、ソレノイドやモーター等の電磁機能部品の遠隔制御を実現したい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このような場合に、NEQTOを利用して遠隔制御が可能です。
以降では、ソレノイドを使用したスマートロックをNEQTOで制御する使用例をご紹介します。

2. スマートロックとは

まず、スマートロックについて簡単に説明します。
スマートロックとはスマートフォンなどの通信機器を使用し、扉の解錠を行うことが出来るものです。
スマートロックには、ICカードを用いて解錠するものや、遠隔操作機能が搭載されるものなどがあります。

3. NEQTOを用いたスマートロックの実現方法

それでは、実際にNEQTOを用いたスマートロックのデモを行ってみます。
NEQTO EngineをインストールしたSTM32 Discovery Kitにソレノイドを接続し、ケースに取り付けます。
ソレノイドとは、電磁力を利用して電気エネルギーを機械的運動に変換する電気部品です。今回使用するソレノイドはタキゲン製造社のLE-53です。このソレノイドは通電時にロックが解除され、非通電時に受金具を押し込むことで施錠する仕様です。さらに、LE-53マイクロスイッチが内蔵されており、マイクロスイッチのON・OFFで解錠・施錠を確認できます。


3.1 使用部品


  構成品

図1. 構成品


3.2 構成


今回のデモは次の様な構成で実施しました。
NEQTO Console上からカスタムメッセージ「open」と入力すると、GPIO(19)を制御し、ソレノイドのロックが解錠され、ケースが開きます。
また、GPIO(18)でマイクロスイッチのON・OFFの状態を取得し、NEQTO Console上にメッセージを表示します。

表1. マイクロスイッチの状態とNEQTO Consoleの表示一覧表

マイクロスイッチの状態 GPIO(18) NEQTO Consoleの表示
ON Low Open
OFF High Close
  構成図

図2. 構成図

3.3 結果

カスタムメッセージ「open」と入力されたことで扉が解錠されていることが確認できました。
また、NEQTO Consoleへ解錠時は「Open」、施錠時は「Close」とログが表示されていることが確認出来ました。

スマートロック NEQTOを用いた使用例のご紹介

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4. まとめ

今回はNEQTOによる電磁機能部品の遠隔制御としてスマートロックの使用例をご紹介しました。
今回はスマートロックに限定した内容でしたが、スマートロックのほかにも、電磁制御弁を遠隔から制御することも可能です。
例を挙げると、水道管やガスなどの流量を遠隔で制御したり、長時間バルブが開いていた際に通知を送ることで使用料を抑えたりすることができます。
本記事で使用したSTM32 Discovery Kitはインターネットでの購入が可能なため、ユーザー様はお気軽にご利用できます。
本記事がNEQTOをご利用いただけるきっかけになれば幸いです。


リンク


今回使用したデバイスの購入先
STM32L4+ Discovery kit IoT node [B-L4S5I-IOT01A]:STマイクロエレクトロニクス
ソレノイド[LE-53]:タキゲン製造株式会社
ケース[PNT281713YD]:モノタロウ
バッテリー[CHE-061-IOT]:cheero